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第3回 学校生活に満足していますか?
中高生はどの程度学校生活に満足しているのだろうか。
今回の調査によれば、中高生の約七割は、学校生活に満足している。
満足度は、学校における「授業」および「人間関係」の状態が強く影響しているようだ。
【INDEX】
1.学校生活に対する総合的満足度は高い
2.「人間関係」および「授業」が満足度の鍵を握る
3.データ
学校は、中学生・高校生にとって生活の大半を過ごす場所である。その学校における生活についてどのように感じているかは、とても重要な問題と言えるだろう。
今回、全国の中学生・高校生に対し、インターネットを利用したアンケート調査を実施し、学校生活の満足度および学校生活におけるいくつかの事がらについての質問を行った。 |
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| 1.学校生活に対する総合的満足度は高い |
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まず、「あなたは、いま、学校生活に満足していますか」という質問をした。選択肢は「とても満足」「どちらかといえば満足」「どちらかといえば不満」「とても不満」の4段階。学校生活に対する総合的な満足度を聞いた質問である。
結果としては、約7割の生徒が「とても満足」もしくは「どちらかといえば満足」と回答した(図表I)。世間では学校の荒れや崩壊を喧伝しているが、当の本人たちの満足度はまずまずのようである。私立と公立を比較をしてみると、私立の方が満足度が若干高いことが分かる。
また、学年別・男女別に見てみると、学年別では、「とても満足」と答えている比率が学年を追うごとに低下していることがわかる。男女別では、男子よりも女子の方が若干満足度が高いという結果が出た(図表II)。
成績別ではどうであろうか。自分の成績を「上」「中の上」「中」「中の下」「下」の五段階で回答してもらい、それを使って成績別の傾向を見てみた。成績「上」と成績「下」では、総合満足度に明らかな違いが見られた(図表III)。「とても満足」と回答している生徒の割合は、成績「上」では31%、「下」では8%である。逆に、「とても不満」の割合は、成績「上」では5%であるが、「下」では25%にものぼることがわかった。
勉強の出来・不出来は、やはり学校生活の満足度に影響しているようだ。
続いて、このような総合的な満足度に対して、どのような項目が影響しているかを分析してみた。
「クラスの友人関係はうまくいっている」「楽しいと思える授業がたくさんある」「学校の勉強は将来役に立つと思う」などの17の項目について、それぞれ「とてもそう思う」「まぁそう思う」「あまりそう思わない」「まったくそう思わない」の4段階で聞いてみた。それぞれの結果は図表IVの通りである。 |
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| 2.「人間関係」および「授業」が満足度の鍵を握る |
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これらの17の項目と総合満足度との関連性を見るために、クロス集計をしてみた。つまり、17の項目に何と答えているかによって、総合満足度の結果が異なるかどうかを見たということである。
特に、顕著な関連性が見られたのは、
「クラスの友人関係はうまくいっている」
「クラブや部活での友人関係はうまくいっている」
「担任の先生との関係はうまくいっている」
といった人間関係がうまくいっているかどうかを問うた質問との関連である。
また、
「ためになると思える授業がたくさんある」
「楽しいと思える授業がたくさんある」
「学校の勉強は将来役に立つと思う」
という勉強や授業に対する捉え方が学校の総合的満足に強く関連していることがわかった(図表V)。
例えば、「クラスの友人関係がうまくいっているか」という問いに対して「とてもそう思う」と回答した生徒は、総合的に満足している(「とても満足」「どちらかといえば満足」の合計)割合が9割近いのに対し、「まったくそう思わない」と回答した生徒は、総合的に満足している割合が1割程度でしかなかった。同様にこれら6つの項目は、明らかに差が出たのである。
これらの6つの項目の回答は、統計的に見ても総合満足度との相関が比較的高く、2つの質問間の関連性が強いことが示されている(図表Y)。
つまり、学校における生徒の満足度を構成する要因としては、クラスや部活の友人や担任の先生との人間関係がうまくいっているかどうかと、授業が「ためになる」とか「楽しい」と思っているかどうかが大きいということである。
当然といえば当然の結果ではあるが、あらためて、授業の大切さとクラス運営を中心とする生徒の人間関係の円滑化の重要性を感じさせる結果であった。 |
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| 3.データ |
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◇アンケート調査の概要
−調査内容:前述の質問内容
−調査方法:インターネットのホームページを使ったアンケート調査 当社が運営する中高生のためのホームページ「CUBE-E.NET」の「Teen's Voice」というコーナーに参加した中高生が回答者
−調査対象:全国の中学生・高校生(ホームページ「CUBE-E.NET」の会員)
−調査期間:2001年10月3日〜10月18日(16日間)
−有効回答数:219人(中学生147人、高校生72人) |
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