◇その校則の存在理由が不明 「何のために校則という名の下で生徒を拘束するのかがわからない」「決めてるんだったらどういう理由でっていうのを学校はちゃんと 明確にしてほしい」という意見に代表されるように、その校則の存在理由が曖昧であることを指摘する声は多い。先生も風紀を維持しようと思うばかりに、無意味な校則を生徒に押し付けていることもあるのではないか。中高生という多感な時期であるからこそ、もう一度根本的に校則について考えてみるのもいいのではないかと思う。 ◇校則は個性をつぶす? 「別にいいじゃん、人それぞれの個性だしさ」「個性がなんだかんだって言うけど結局はみんな一緒っていうのを望んでる」という意見があった。校則の中でも、制服に関しては、特に女子生徒にとっては、もっとも興味がある“ファッション”に関係しているため、個性を主張する声が多かった。われわれ大人から見ると制服はファッションではないが、ほぼ毎日それを着て、友だちに会っている生徒たちから見れば、立派な個性を主張できるファッションの一部になっている。学校は学校、ファッションはファッションと割り切れるほど成熟していない年齢だということもあって、少しでも流行を追いたい気持ちはわからなくはない。先生方も校則を守らせようと思うのであれば、まず中高生の気持ちをよく理解してからでないとうまくいかないのかもしれない。 ◇自分の判断に任せるべきか? 「自分に責任がもてるならいいんじゃない」「要は自分でしっかり管理できるかってことにつながるんじゃないかな」といった自己判断に任せるべきだという意見はかなり多かった。 校則を否定するわけではないが、高校を卒業して社会に出たら、これほど厳しい規則はないわけで、単に規則で縛っているだけでは、社会に出てから大変なことになってしまう。学校教育としては、きちんと自己管理できる力を養うべきではないかと思う。具体的には、校則は最低限のものを設定し、あとは生徒と先生との間で話し合うということにはできないだろうか。もちろん、学校によって、元々の生徒の自己管理能力に差があるので、一概には言えないが、“とにかく守れ”という先生側の態度は、生徒との溝を深めていく大きな要因になってしまうと思われる。 回答者の言葉にも「何故、学校の先生達は私達を校則で縛るのでしょうか?校則で縛っているだけじゃ、何の解決にもならないと思います。もっと生徒の意見を取り入れた方が良いと思います」というものがあった。何でも生徒の言う通りにしろ、というのではない。罰則に依存した縛りから、自己管理に移行できるよう、生徒の意見にも耳を傾けるべきではないかと思う。