上田 中高生の進路を考える時、将来生きていく社会がどのようになっているのかを考えておくことは非常に大切なことです。大江先生がおっしゃるように変化のスピードが速い世の中で活躍するためには、次々と起こる問題を自ら解決していく力、失敗してもまた挑戦できるメンタリティなどは大切なことだと思います。ただし、やはり従来型の基礎的な学力は絶対に欠かせないもので、特に私学はこの点を外して考えるわけにはいきません。 学習指導要領の改訂に際して、「学力か、生きる力か」という論争が巻き起こっています。しかし、これは「どちらか」という話ではないと思います。特に私学は、これまでの学力を維持・向上させながら、さらに新しい時代に合わせた「生きる力」も育てていく、という難しい要求を突きつけられているのではないでしょうか。そういう意味で、今日のお話は私学にとっても参考になるものだったと思います。大江先生、平井さん、貴重なご意見をどうもありがとうございました。